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2007-06-04 (Mon)

乃南 アサ

鍵
乃南 アサ (1996/12)
講談社

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高校二年生の麻里子のカバンに、知らぬ間に一つの鍵が押しこめられた―。近所で連続して起きる通り魔事件は、ついに殺人にまでエスカレート。父も母もいなくなった障害を持つ女子高生と、その面倒を見なければいけなくなった兄や姉との心の通い合いをも見事に描いた、新直木賞作家の泣ける名作ミステリー。


何気なくなんとなく手にした一冊。この作者も、名前は聞いたことがあるけれど、著作を読むのは初めてなので、どんなものかと読み始めてみました。

これは・・・はずれですね、正直。

一流企業を3年でドロップアウトして、引きこもり生活に入った主人公の兄の存在がなんとも苛立たしい。いい年をしていながら、「ママンに甘えられなかったのは、障害者のお前のせいだ」的なことを延々と繰り返し、そのせいで主人公もなんとも魅力薄な存在になってしまいました。

しかも、殺人事件にまで発展しているというのに、探偵ごっこを始めてしまう始末。それはまるで、ふた昔前の2時間ドラマを見るかのようでした。

奇想天外な設定は、必ずしも読者をドキドキさせるわけではなく、ただアハハと乾いた笑いしか発せないこともあるのですね。ま、探偵ごっこは2時間ドラマで飽きるほどやっているので、奇想天外もくそもないですが。

看護婦探偵、占い探偵、温泉仲居探偵、保育士探偵、ホステス探偵、親分探偵、恐妻家探偵、江戸っ子探偵、突撃おばちゃん探偵、ペット探偵・・・。その辺とストーリーはあんまり変わらない気がします。

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